http://capsctrl.que.jp/kdmsnr/wiki/bliki/?SpreadingIncrementalism
このまえ似たようなことを話したときに、この文章が下敷きにあればもう少しまともなことを話せたんだろうなと反省してしまいます。
いずれにせよ、それにふさわしい enabling practice を見つけるまで、漸進的設計は薄氷(危ない橋)ってことだね。
これから必要になるのは、さまざまなコンテクストにおけるenabling practiceを探し、共有することなのでしょう。
EC本第2版ではXPがValue-Principle-Practiceという構造を伴って紹介されています。universalなValueに対してPracticeはsituatedであり、その二つをつなぐのがPrincipleであると。
ValueとPrincipleに対してコンテクスト(セキュリティ|ユーザーインターフェース設計|データベース|国際化|*)を当てはめてenabling practiceを探す方法がありそうです。
私が漸進主義を好む最大の理由は、(よく言われることだけど)リスクマネジメントにある。設計をしっかり試していないと、思ったように動かないものや開発スケジュールの遅れに対応できない。
『設計をしっかりしていないと』ではなくて『設計をしっかり試していないと』であるところがポイントですね。