腰リールとGTD

腰リール

id:babieさんが言及されているので、私の場合を紹介します。


腰リールとは

接触型名札ストラップ用のリール等(例えばこれ)を腰に取り付けて、文房具をぶら下げるというスタイルのことだと考えています。手を放すとリールに巻き取られて元の位置に戻る仕組みです。KKDさん腰リールを活用しているのに触発されて私も始めました。

ちなみに、私はakiyahさんと同じ腰リールをベルトに付けて使っています。写真だとちょっとわかりにくいですが、ボディ部分が回転するのが便利です。ハンズで買いました(メーカーはちょっとわかりません)。

何を下げているか

単語帳

何を下げているかというと、私は単語帳を下げています。今現在は、KYOKUTOの大き目の単語帳 長型(半透明P.P.表紙)T103 JAN:036260を使っています。あまり小さすぎると使いものになりませんし、大きすぎると重くてリールが巻き取れなくなってしまいます。

ペン

つり下げることのできる小さなペンも引っかけています。例えば以下のようなペンがあります。

ペンの中では、やはりペンポッドがお薦めです。ペンポッドを単語帳と一緒に付けてぶら下げるのが腰リールの定番と言えます。

どう使っているか

思い付いたこと、気づいたことや、人から聞いた話のメモなどを何でも書き込んでいます。
GTDの原則の中に、入力は一ヶ所にまとめるというものがあります。私の場合、以前はコンピュータの前にいる時間が長かったのですが、最近は会議のファシリテーションをしたり、レビューをしたりしているのでコンピュータを使う時間が短くなってきました。そのためアナログ回帰/オフライン化の一環として腰リールに行き着きました。

一日二回ほど未整理のカードを総ざらいし、次の行動リストやいつか/もしかしたらリストに転記しています。次の行動リストはMoleskineのInfoBookに書いて持ち歩いています。ちなみに、現在はHipster PDA(特にD*I*Y Planner Hipster PDA Edition)にもちょっとだけ挑戦しています。

利点は何か

情報を永続化するまでのタイムラグが大幅に減ります。やることが

  1. 何かを聞く、思い付く
  2. 腰から単語帳を引っぱってくる
  3. 書き込む
  4. 手を放す

だけだからです。
思い付いたことや聞いたことをすぐに書き取れるようになるので、忘れないように努力するのではなく、安心して忘れることができるようになるわけです。結果として脳の負荷が減り、心配事が減っていきます(何でも書いておくので結果として仕事が増えた感じがしますが、嬉しい副作用でしょう)。脳内だけで保っておく情報を可能な限り減らすことが個人の生産性に大きく寄与する、というのがGTDの基本的な考え方です。

追記

腰リールの家元KKDさんが充実した説明を書いてくださいました。腰リールに興味のある方は、こちらもぜひ御覧ください。

さらに後日追記

当エントリで説明させていただいた腰リールを、Life Hacks PRESSに書かせていただきました。

Life Hacks PRESS ~デジタル世代の「カイゼン」術~

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