オブラブ2007夏

参加してきました。今回も大いに楽しみました。

江渡さんの主賓講演

一番記憶に残ったのは、江渡さんの基調主賓講演でした。内容はWikiとパターンとWard Cunninghamについて。とにかくすばらしかった。

パターンとは「自然に潜む一定の形態を生み出すルール」、ランゲージとは、「様々な大きさの要素の有機的な関係性の集合」。最初のWikiKnuthの文芸的プログラミングとの関係。あのperlのコードのコメントの秘密。WikiにはThread ModeとDocument Modeがあること。実はWikipediaにもThread Modeがあること(日本語版Wikipediaでは「ノート」にあたるのかな?)。Wikiの本質とは、「コミュニケーションに対するパターンの導入」、Wiki Creoleのこと

…お腹いっぱいです。堪能しました。講演を聴いているうちに、私の中でいろいろなものが分解され、再構成され、つながり導かれる感覚を得ました。講演でここまで興奮したのは久しぶりです。


懇親会で少し江渡さんとお話が出来たので、c2.comのことについてすこし話しました。
私が最初に出会ったWikiで活発に議論がされていて、RecentChangesを追いかけていた頃のことです(私が知っているのは1999〜2001くらいか?)。当時のことを久しぶりに思い出しました。今でもソフトウェア関係で調べ物するときにはFindPageとか使いますけど、「資料的価値」みたいな存在になりつつあるのかな…。これまであまりお会いする機会が無かったので、江渡さんと話せてよかったです。

(追記)江渡さんは基調講演ではなく、主賓講演でした。そうだった。

ライトニングトーク

今回もライトニングトークスに参加しました。今日は改定新版SQLドリルとその目玉となる学習ソフト「SQUAT」のデモをさせていただきました。ちなみに今回のLTはうちの会社の若手であり、SQUATを開発した男でもある、村石君とのコラボでした。私が2分喋り、村石君が3分デモを行う予定でしたが、私が15秒オーバーしたので彼に迷惑をかけてしまいました。2分は短いな。5分枠と違ってエンジンがかかりきる前に終わってしまいました…それでもリカバーしてくれた村石君の判断力と成長を感じました。お聞きくださった方々にはお礼を申し上げます。ありがとうございました。

SQLドリルにサイン

改定新版SQLドリルを会場でお買い上げくださった方にはサインをさせていただきました(共著者である和田省二と、村石君と、私のサインをさせていただきました)。SQLドリルに出てくるマスコットのネコの絵を練習したのですが、成果は出たかなぁ。おかげさまで会場に持ち込んだSQLドリルは完売でした。ありがとうございます。

t-wadaメソッドワークショップ

懇親会の一区画で、t-wadaメソッドのワークショップを行わせていただきました。お題は「xUnit Test Patterns」の分断です。

生徒はかくたにさん(かくたにさんは懇親会まで我慢できなかったのでww、空き時間に先にレクチャー)、麦わら帽子のひとid:haru01さん。分断にナイフを使うため、懇親会なのに酒を飲まずに作業しました(id:haru01さんはひょっとして飲んでたかな?)。

時間の関係で宿題となってしまった製本作業は各自やっておいて下さい。


何人かの人が写真を撮っていたので、そのうちフォトライフFlickrにもアップされるでしょう。またどこかでやりますよ! > オブラブでお会いできなかった方々