正直に

顧客を前にした見積りでは、「それしかできないの?」とか思われているんじゃないかなあなどと気になって、「それなら一日あればできますよ」とか勢いで言ってしまいそうになる。また顧客の残念そうな顔を見ると惨めな気持ちになったり、できますよと胸を張って答えて安心させてあげたくもなる。
でも実績は出ているので、出来なさそうなものはきっとできない。
おそらく出来ないだろうものは、デキマセンと言うしかないだろうと思う。出来ると言って結局終わらずに言訳を重ねるよりも、正直に自分達の能力と現状を伝えるほうが信頼関係に繋がるのだろうと思う。正直に、誠実に自分達の能力と進捗を告白し、顧客に判断してもらうしかない。
結局今日の見積りは顧客に受け入れて頂くことができた。「信頼の貯金」を使ったことになるのだろうか(いや前借りかな)。顧客から頂いた信頼にかけてもこの見積り内容は極力守らなければならないと責任を感じる。そのうち正直なコミュニケーションにも慣れるのだろうけど、「出来ます、順調です」とみんなで言っていた(言っていればよかった!?)昔とは違うなあとつくづく考える。