ストーリー達成ならず

今日は第11イテレーションの終了日だったのですが、完了させることができなかったストーリーが一つ出てしまいました。リリース間近なので受け入れ要件を厳し目に考え直した結果、リリース可能状態とはいえない機能が一つ残ってしまったためです。
心苦しいですが、コーチとして、ストーリーが受け入れまで到達しなかった旨を宣言しました。イテレーション終了時のストーリーの受け入れはお客様の権限なので、通常このような判断はお客様を交えて行います。しかし今回はお客様が都合により不在のため私が代行するような形になりました。嫌われ役の仕事ですが、リリースに責任を持つためにはそうしたほうがいいと判断しました。このプロジェクトでは久しぶりとなる冷血系の判断となりました(多分2ヶ月ぶりくらい)。心がチクチク痛みます。
結果として、チームの速度(velocity)が若干落ちることになりました。次回のイテレーションではチームの持つストーリーポイントが少しだけ減ります。ただ最近はプレッシャーが高いイテレーションが続いていたので、リリース前に速度が落ちるのはじっくり足場を踏み固めるのにはいいかもしれません。しっかり責任を持ってリリースまで行きたいと思います。
明日はこの達成できなかったストーリーのリカバリを行います。またも苦戦の原因となったじゃじゃ馬インフラを何とかしなければ。次のリリースまであと少し。正念場です。