ブレストから新業務への流れがまだ上手くいかない

12月はファシリテータやアーキテクト的な仕事と並行して、小人数の先行チームを率いて比較的小規模なサブシステムの開発を開始していました。マジカをつかった現行業務分析と問題構造分析、そこで見付かった問題を解決しつつ新しい価値をシステムに加える新業務を考えるという感じの作業です。


今週はブレストから新業務を考え出す作業を行っていましたが、風呂敷の畳みかたというか、夢の落としどころがいまいち上手く見付からないところがありました。

仕事納めの日にチームでKPTをやったら、案の定「要件定義の落としどころがよくわからない」というような意見がメンバーから出てきました。

ブレストをしっかり行って革新的な案をいろいろ出してから、現実の条件や与件を照らしあわせて実際に新業務を作っていく過程で「せっかくここまで良いアイデアが出たのに、あれやこれやで仕様が萎んでしまう…」というちょっと残念な思いが私の顔か声かに出てしまって、メンバーに伝染してしまったのかなと思います。


要件収集と要件定義はどんな開発プロセスにとっても重要だと考えます。AsIsを分析し、問題構造分析を行い、ToBeを描き出す。夢のToBeから現実的なToBeへのソフトランディング、はたまた踏ん張ってイノベーションの捻り出し。この領域は面白いし、アジャイルなスキルセットとも相互補完の関係にあると思うので、もっといろいろ知りたいし、もっと上手くなりたい。