工場出荷状態で帰ってきたMacを原状回復させる際のメモ

いまHDDクラッシュから帰ってきたMacを再度セットアップしています。今後の備忘録として、メモを取っておきます。おかしい点があったらご指摘頂けると助かります > Macの先輩の方々

まずやること

ソフトウェア・アップデート

アップルメニュー > ソフトウェア・アップデート

シリアル入力が面倒くさい商用ソフトをまとめて最初に入れておく

ATOK

基本的には、ディスクを入れてインストールするだけ

入力メニューにATOKが出てこないときには

  • 入力メニュー > 言語環境を開く
  • ATOKにチェックを入れ、ことえりのチェックを外す
  • ATOKが立ち上がるので、ATOK2006スタートアップツールで設定を行う
iWork '06(Keynote目当て)

基本的には、ディスクを入れてインストールするだけ

  • 「ファイルを取り出し中」の状態で10分くらい待つが、我慢。
  • 終わったらもう一度「ソフトウェア・アップデート」をかける
  • KeynoteのアイコンをDockにドラッグ&ドロップで入れておく
  • Dockから一度立ち上げてライセンス登録しておく

MacPorts

インストールの参考にするのはここ
http://trac.macosforge.org/projects/macports/wiki/InstallingMacPorts

XCodeのインストール

MacPortsのインストールの前に、XCodeのインストールが必要。上記リンクに、

Download the latest verson of Xcode Tools from Apple's developer site ―do not install an older version from the OS X 10.4 install disk or some ports may fail to install.

とあるので、ディスクからではなくAppleのサイトから落とすことにする。


XCodeのダウンロードはここから
http://developer.apple.com/tools/xcode/

ダウンロードにはADC(Apple Developer Connection)への登録が必要
http://connect.apple.com/

  • xcodedmgファイルをダウンロードして開き、中のXcodeTools.mpkgをダブルクリック
  • インストール途中の「"Macintosh HD"に簡易インストール」のところで「カスタマイズ」ボタンを押す
  • Software Development Kitsツリーを展開し、スキップ状態になっている「X11 SDK」にチェックを入れる。チェックを入れるにはひとつ上のツリーの「Software Development Kits」にチェックを入れる(このあたりの操作がアヤシイ)
  • X11 SDKにチェックが付いたのを確認した後、「インストール」ボタンを押してインストールを続行する。
X Windowのインストール
  • MacOS X Install Disc1を入れ、中の"Optional Installs"パッケージをダブルクリック。
  • 「"Macintosh HD"にカスタムインストール」画面で"アプリケーション"ツリーを開き、"X11"にチェックを入れる
  • 「インストール」ボタンを押してインストールを続行する。
  • インストールが終了したら、Finderからアプリケーション > ユーティリティとたどり、X11のアイコンをDockにドラッグ&ドロップで入れておく
.inputrcファイルを作成する
$ cd
$ echo 'set output-meta on' >> .inputrc
$ echo 'set convert-meta off' >> .inputrc
$ echo 'set meta-flag on' >> .inputrc
まだ.bash_profileも存在しないようなので、作成する
$ cd
$ echo 'export LANG=ja_JP.UTF-8' >> .bash_profile
$ echo '. ~/.bashrc' >> .bash_profile
.bashrcを作成する
$ cd
$ echo 'export PATH=/opt/local/bin:/opt/local/sbin/:$PATH' >> .bashrc
$ echo 'export MANPATH=/opt/local/man:$MANPATH' >> .bashrc
$ echo 'export DISPLAY=:0.0' >> .bashrc
MacPortsのインストール

http://www.macports.org/から以下のディスクイメージをダウンロード

http://trac.macosforge.org/projects/macports/browser/downloads/MacPorts-1.4.0/MacPorts-1.4.0-10.4.dmg

展開した後、普通にインストール。

MacPortsの内容のアップデート

Finder > アプリケーション > ユーティリティ > ターミナルの順に辿ってターミナルを立ち上げ、以下のコマンドを入力

$ sudo port -d selfupdate
$ sudo port -d sync

Carbon Emacs

  • http://homepage.mac.com/zenitani/emacs-j.html の「Emacsをダウンロード」のリンクをクリックすると、Carbon Emacsのアイコンが出てくる
  • 新規Finderウィンドウを開き、「アプリケーション」の部分にCarbon Emacsのアイコンをドラッグ&ドロップで入れる
  • アプリケーションの下にEmacsアイコンが移るので、EmacsアイコンをDockにドラッグ&ドロップで入れておく
.emacsの用意

下記URLを参考に設定を行いました。

GoodPic.comさんのところの.emacsをベースとして、主な設定追加内容は以下のものです。
なお、MacKeyModeは私にとっては混乱の元なので、使っていません。

(tool-bar-mode nil) ; ツールバーの非表示
(menu-bar-mode nil) ; メニューバーの非表示
(display-time-mode 1) ; 時間の表示
(line-number-mode 1) ; 行番号の表示
(column-number-mode 1) ; 列番号の表示
(display-battery-mode 1) ; バッテリー残量の表示
(setq ring-bell-function (lambda ())) ; ビープを無効化し、画面のちらつきも防ぐ
(setq-default indent-tabs-mode nil) ; tabキーを押したときにspaceを入力する

どこで癖がついたのか、私はC-_(右手小指)で日本語入力のトグルを行います。そのため、日本語入力のキーバインド設定を行います。(追記: どうやらXKeymacsでついた癖のようです)

(global-set-key "?C-_" 'toggle-input-method) ; C-_で日本語入力をトグル

(注)上記の?は正しくはバックスラッシュです。はてな記法でバックスラッシュを表示するのはどうやるんだろう…


(追記)残りのEmacsの設定は後日行います。physical-line-mode.elとか、psvn.elとかです。

Firefox

http://www.mozilla-japan.org/products/firefox/
からイメージをダウンロードして、Finderの「アプリケーション」にドラッグ&ドロップで入れる。その後にFirefoxアイコンをDockにドラッグ&ドロップで入れておく。

Firefoxの設定、拡張

あとで書く。

iTerm

http://iterm.sourceforge.net/download.shtml
からイメージをダウンロードして、Finderの「アプリケーション」にドラッグ&ドロップで入れる。その後にiTermアイコンをDockにドラッグ&ドロップで入れておく。

iTermの設定

あとで書く。

Safari

タブとメニューバーの設定を行います。詳しくは、たつをさんの「スタート!マックブック」の「Safariを普通に使う」が参考になります。

(06/02追記) 「スタート!マックブック」とほぼ同じことをしましたので、リンクを張らせていただくことにしました。「URLとタイトルを同時にコピーする」も、後日試してみることにします。

システム環境設定

ドックの設定
  • アップルメニュー > Dock > 左に表示
  • アップルメニュー > Dock > "自動的に隠す"機能を入にする
  • アップルメニュー > Dock > "拡大"機能を入にする
Bluetooth設定アシスタントでマウスの登録

Mighty Mouse Wirelessを認識させて登録

アップルメニュー > システム環境設定 > セキュリティ
  • 「このコンピュータをスリープ状態またはスクリーンセーバから解除するときにパスワードを要求する」にチェックをつける

キーボードとマウスの設定

アップルメニュー > システム環境設定 > キーボードとマウス > キーボード
  • 「F1〜F12キーを使ってソフトウェアの機能を制御」のチェックをつける(F9,10,11でExposeやDashboardを使えるようにするため)
  • 「キーのリピート速度」のスライダーを「速い」側の端まで動かして、キーのリピート速度を最大にする(Emacsを快適に使うために必要)
  • 「リピート入力認識までの時間」のスライダーを「速い」側の端まで動かして、リピート認識時間を最短にする(これもEmacsを快適に使うために必要)
アップルメニュー > システム環境設定 > キーボードとマウス > トラックパッド
  • 「副ボタンのクリックの代わりにトラックパッドに2本指を触れてボタンをクリック」にチェックをつける
  • 「マウスがあるときはトラックパッドを無視」にチェックをつける
アップルメニュー > システム環境設定 > キーボードとマウス > マウス
  • 右側のクリックに副ボタンを割り当て
  • スクロールボールを押しながらのクリックにExposeを割り当て(本当は副ボタンを割り当てたい)
  • 両脇のボタンにDashboardを割り当て

Spotlightの設定 (アップルメニュー > システム環境設定 > Spotlight)

emacsを使う際にCtrl + SpaceがSpotlightに横取りされるのは不便なので、Spotlightのキーボードショートカットを無効にする

  • 「Spotlightメニューのキーボードショートカット」のチェックを外す
  • 「Spotlightウィンドウのキーボードショートカット」のチェックを外す

Subversionのインストール

MacPortsでインストールする

$ sudo port install subversion +mod_dav_svn +tools

ダウンロードとビルドに時間がかかるので、ここで一休み。

13:00開始、13:40終了。白紙の状態から依存関係も含めてsubversionをインストールするのに40分かかった。gettextやzlibやapache2など16ものソフトがビルドされてインストールされたので、これくらい時間がかかるのでしょう。

その他こまごましたものをインストール

$ sudo port install lv +lesslikeslash
$ sudo port install nkf
$ sudo port install lha
$ sudo port install tree

これらは殆ど時間がかからず入ります。

zshとscreen

$ sudo port install screen
$ sudo port install zsh
zsh, screenの設定

あとで書く。

ファイル変換系

$ sudo port install dos2unix
$ sudo port install unix2dos
Error: Target com.apple.fetch returned: fetch failed

unix2dosが取得に失敗して入らない。まあ必需品ではないし、今は飛ばして先に進む。後日もう一度試してみよう。

w3m

$ sudo port install w3m

wget

$ sudo port install wget

ruby

$ sudo port install ruby
$ sudo port install rb-rubygems
  • rubyのビルドには結構時間がかかる
  • rubygemsの依存関係としてperl5.8がインストールされるので、rb-rubygemsのインストールにはさらに時間がかかる
  • rubyは1.8.6、perlは5.8.8がインストールされた

spidermonkey

$ sudo port install spidermonkey

svk

ちょっと長くなったので、MacOS Xにsvkをインストールするに書きました。




(2007/06/02追記)

  • MacPortsの参考URLを追加
  • Emacsの参考URLを追加
  • Safariの参考URLを追加
  • Spotlightの設定の記述を追加


(2007/06/05追記)

  • svkのインストールについて追記

つづく。