信じる信じないというよりも、尊敬の念だったと思う

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20070131/260144/
今日の昼過ぎにお客様との会議に向かう前に仲間から「何か凄い書かれ方をしているよ」と教えてもらって件の記事を見てみると、ああ、確かに(^^;


大森さんの取材のお話は一度お断りしようとしたものの、別の場で再度取材への思いを伝えられ、それならばと取材OKをお答えした…と思ったら、実際に取材をお受けする前にこんな文章が出てくるとは。外堀から埋められてしまった。さすが大森さんは手ごわいです(^^;

本当に、本当に頑張ったのはチームメンバーのみんなです。だからお客様にも喜んでいただけるシステムが出来たのだと思います。それが伝わるといいな。私はお手伝いをしただけです。


業務システムを作るということは、システムを使うお客様のことを考えるということ。たとえ技術的には秀でていなくも、実際にシステムを使うお客様のことを考え、システムを含めた新しい仕事の形を考えて、考えて、考え抜く。そんな作業を共に行ったメンバーを私は尊敬しているし、メンバーひとりひとりが仕事へ向ける思いも尊敬しています。

メンバーのみんなはシステム開発専属ではないから、昼間は主業務を行います。主業務をこなしながら、空いた時間や業務後の時間もつかってひとつのサブシステムのマジカを一人で短時間で作成するひとがいました。かといえば、会議室を数日借りきって、主業務もこなしつつ、時間を合わせて新システムかくあるべしという議論をメンバーで喧々諤々と行ったりもしました。


なんでこんなにひたむきで真面目なんだろう。この人たちちょっと凄いよと。尊敬したというのは、そんなメンバーたちの仕事ぶりや仕事への思いに対してだったと思います。


尊敬している人たちの思いが、技術的なハードルによって実現できないのはもったいない。そのときのコンテクスト、そのときの材料(成果物とか)を生かして、チームみんなでシステムを作れる手はないかなとちょっとごそごそ作ってみたのが、自動生成なりなんなりの仕組みでした。いきなりその場で作成したツールでノンコーディングでシステムが出来るわけもなかったわけで、みんな不慣れなオープン系のシステム開発に体当たりで挑戦しました。「現実はもっとどろどろしている。そんな話ではない」というのは、そのあたりのことも含みます。プロジェクト外のひとから見て、あまり「希望」を与えるようなかっこいい話ではないかもしれません。


それでもみんな頑張ったし、システムもどうにか稼動まで持っていけた。なにより実際にシステムを使用されるお客様に喜んでいただいた。これらの点には本当に誇りを持っています。